夏の炎天下で愛車を守るために、車カバーを使うことを考えたことはありますか?強い紫外線や突然の雷雨、鳥の糞や樹液など、車のボディーにダメージを与える要因は数多くあります。車カバーはこうした外的要因から愛車を守るための重要なツールです。
まず、車カバーの基本的な役割についてお話ししましょう。車カバーは、車のボディーを直接覆うことで、紫外線や雨風から守り、塗装の劣化やサビの発生を防ぎます。特に夏の強い日差しは、塗装を色あせさせたり、内装を過剰に熱くしたりすることがあります。車カバーを使えば、これらの問題を大幅に軽減することができます。
さらに、車カバーは物理的なダメージからも車を守ります。例えば、飛んでくる小石や砂利、鳥の糞、木の枝などがボディーに傷をつけるのを防ぎます。また、車上荒らしのターゲットになるのを防ぐ抑止力としても効果的です。カバーをかけることで、車内に置いてある貴重品が目立たなくなり、犯罪のリスクを低減できます。
しかし、車カバーにはデメリットも存在します。一つは、カバーの取り扱いが面倒であることです。特に大きな車の場合、カバーをかけたり外したりするのは時間と手間がかかります。また、風が強い日には、カバーがバタついて車のボディーに傷をつけるリスクもあります。そのため、適切な固定方法をしっかりと確認することが重要です。
さらに、カバーの素材や品質によっては、長期間使用すると車の塗装にダメージを与えることがあります。通気性が悪いカバーを使用すると、湿気がこもり、カビやサビの原因になることもあります。高品質な通気性のあるカバーを選ぶことが必要です。
総じて、車カバーは夏の過酷な環境から愛車を守るための優れた手段ですが、適切な使い方と注意が必要です。この記事では、具体的なメリットとデメリットを詳しく掘り下げていきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
1.カバーをすることのメリット
車カバーは車の外装を保護することができます。また、外装の保護以外にもカバーを装着することで、車の塗装などを外部の影響より守ります。では、その影響とはどういったものがあるのか? 詳しく確認していきましょう。
紫外線から車を守る!
紫外線(UV)は、太陽光線の一部で、目には見えないが、非常にエネルギーが高い光です。紫外線は主にUVA、UVB、UVCの3種類に分けられますが、地表に届くのはUVAとUVBです。UVAは長波長で、車両の塗装や内装に深く浸透し、時間をかけてダメージを与えます。一方、UVBは短波長でエネルギーが高く、直接的に塗装を劣化させる力があります。
車のボディーに紫外線が当たり続けると、塗装の色があせるだけでなく、クリアコート層が劣化し、最終的には塗装が剥がれやすくなります。また、ヘッドライトのプラスチック部分が黄ばむ原因にもなります。さらに、ダッシュボードやシートなどの内装部分も紫外線の影響で色あせたり、素材が硬くなったりします。
そこで、弊社アラデン株式会社の車カバーを使用することで、紫外線から車を効果的に守ることができます。何も覆うものがない状態で浴びる紫外線を100%とすると、アラデンのカバーをかけることで、紫外線の64.1%を反射し、31.1%を吸収するので、計95.2%カットします。つまり、残りの4.8%だけが車に届くため、紫外線によるダメージを大幅に軽減できます。車にとっての日傘のような役割を果たすのです。
汚れから車を守る!
屋外に駐車していると、車には様々な汚れが付着します。例えば、電線の近くに駐車すると鳥のフンが、木の下に駐車すると花粉や樹液が付くことがあります。これらの汚れは見た目が悪いだけでなく、放置すると塗装を傷める原因になります。鳥のフンは酸性で、塗装面にダメージを与えることがありますし、樹液は固まると取り除くのが非常に困難です。
春先には黄砂が車に積もることもあります。黄砂は微細な砂粒で、車のボディーに細かい傷をつける原因になります。洗車を頻繁に行わなければならないのは大変な手間と時間がかかりますが、車カバーを使用することでこうした汚れから車を守り、洗車の頻度を減らすことができます。また、屋内ガレージに駐車している場合でも、車カバーをかけることで埃よけとしても役立ちます。
ただし、カバーをかける際には、車に付いた汚れを事前にしっかりと取り除くことが重要です。汚れたままカバーをかけると、カバーと汚れが擦れ合い、ボディーに細かい傷をつけてしまうことがあります。
盗難から車を守る!
車カバーは、盗難防止にも有効な手段です。カバーをかけることで、車の車種や車内の状況が見えにくくなり、ターゲットになりにくくなります。盗難を狙う犯人は通常、迅速かつ目立たない方法で犯行に及ぼうとしますが、カバーがかかっていると、その手間が増えるため、リスクが高まります。
また、車カバーは車両形状に沿ってぴったりと覆うため、簡単には外せません。カバーをずらしたり外したりする動作が必要になることで、犯行が目立ちやすくなり、犯罪抑止効果が期待できます。さらに、カバーを固定するためのロックやワイヤーを併用することで、盗難リスクをさらに低減できます。
車カバーは、車両を紫外線や汚れ、盗難から守るための多機能なツールです。夏の過酷な環境において、車の寿命を延ばし、維持費を削減するために、ぜひ活用してみてください。
2.カバーをすることのデメリット
車の保護に役立つ車カバーですが、実際に使用する際にはいくつかのデメリットも存在します。これらをしっかりと理解し、適切な対策を講じることで、カバーのメリットを最大限に活かすことができます。以下に、車カバーの主なデメリットとその対策について詳しく説明します。
カバーをかけることで傷がつく可能性
車体の保護を目的にカバーをかけるものの、カバーと車体の間に摩擦が生じることで細かい傷がついてしまうリスクがあります。これは、特に風が強い日や、カバーのサイズが車体に合っていない場合に顕著です。風でカバーがばたつき、車体に叩きつけられることで傷ができるのです。この問題を軽減するためには、以下の対策が有効です。
・適切なサイズのカバーを選ぶ:車体にぴったり合うサイズのカバーを選ぶことで、風によるばたつきを防ぎ、摩擦を最小限に抑えることができます。カバーが大きすぎると余った部分が風で揺れ動き、車体を傷つける原因になります。逆に、小さすぎるとカバーを無理に引っ張ることで圧力がかかり、これも傷の原因になります。弊社アラデン株式会社では、様々なサイズのカバーを取り揃えておりますので、ぴったりのサイズが見つからない場合はお気軽にお問い合わせください。
・裏地の質感を重視する:カバーの裏地が柔らかい素材であることも重要です。例えば、弊社の「起毛ボディーカバーⅡ」は、裏地に短起毛加工が施されており、車体に優しく、摩擦による傷を防ぎます。このようなカバーを選ぶことで、車体へのダメージを軽減できます。塗装への影響
再塗装したばかりの車や、新車登録から10年以上経過した車にカバーをかけると、塗装面に悪影響を及ぼす可能性があります。塗装が十分に乾燥・定着していない場合、カバーの生地目が塗装面に移ったり、シミのような模様が発生することがあります。また、古い塗装は劣化しており、カバーによってさらにダメージを受けることがあります。この問題を回避するためには、以下の点に注意してください。
・塗装が完全に乾燥していることを確認する:再塗装後や新車を購入したばかりの場合は、塗装が完全に乾燥・定着していることを確認してからカバーをかけましょう。乾燥が不十分な場合は、少なくとも数週間待つことが推奨されます。
3.オリジナル商品:テマトラン
ブランド:TEMAtoRUN
青空駐車場でも手軽に「屋根付き」の保護を実現できるのが、アラデン株式会社のテマトランです。
その名前の通り「手間取らん」、つまり簡単に着脱できるカバーとして1984年の発売以来、改良を重ねてきたロングセラー商品です。
夏の日差しは強烈で、紫外線は車の塗装やヘッドライト、内装にダメージを与えます。テマトランを使用すれば、紫外線の64.1%を反射し、31.1%を吸収するため、車から計95.2%カットし効果的に保護します。さらに、砂ぼこり、排ガス、樹液、落ち葉、鉄粉、酸性雨からも守ることができます。特に動物のいたずらや車上荒らし、車両盗難を防ぐのにも役立ちます。
テマトランは省スペースながら車全体をしっかり覆う設計で、収納金具を地面に設置し、そこにカバーを取り付ける仕様です。土やアスファルト、コンクリートなどの地面に対応したアンカーがセットされており、工具を使用して簡単に設置できます。ただし、取り付け業者の手配や電動ドリルの貸し出しは行っておりませんのでご注意ください。
カバー本体はポリエステル100%の厚織り布地で、撥水加工やカラーコーティング、難燃後加工が施されています。
センターポールやフレームはガラス繊維とポリエステル樹脂の混合素材で、丈夫な構造です。
また、発泡ウレタンや調整ベルト、金具セットが含まれており、安心してご使用いただけます。
適合車種はトヨタやレクサス、日産、マツダ、ホンダやBMW・ベンツなどの主要メーカーのセダンやワゴンなどに対応しています。適合サイズをご確認の上、お求めください。
テマトラン商品ページ
4.まとめ
車カバーを使用することで、紫外線や汚れ、盗難など外部の影響から愛車をしっかりと守ることができます。特に夏の強い日差しや突然の雨、砂ぼこり、鳥のフン、樹液など、車のボディーや内装にダメージを与える要因から効果的に保護してくれるのが魅力です。さらに、テマトランのような簡単に着脱できるカバーを使用することで、カーポートが設置できない場所でも屋根付き駐車場のような効果を得られます。
一方で、カバーを使用することで細かい傷がついてしまうリスクや、取り付けや取り外しに手間がかかるといったデメリットも存在します。カバーと車体の間に摩擦が生じることで傷がつく可能性があるため、適切なサイズのカバーを選び、裏地が柔らかい素材を選ぶことが重要です。また、再塗装したばかりの車や古い車には特に注意が必要で、塗装が十分に乾燥・定着していることを確認してから使用することが推奨されます。
カバーの使用が適しているかどうかは、車を停める場所やその環境によって大きく変わります。屋外の駐車場で頻繁に車を使用する場合や、特に汚れやすい場所に駐車する場合には、車カバーの利用が非常に有効です。しかし、カバーの取り扱いやメンテナンスに手間がかかることを理解し、必要性を検討することが大切です。
テマトランのような製品は、手間をかけずに簡単に着脱でき、紫外線や汚れ、盗難から車を守るための優れた選択肢です。特に省スペースで設置できるため、カーポートが設置できない場所でも大きな効果を発揮します。適切なサイズと素材を選び、丁寧に取り扱うことで、車カバーの効果を最大限に引き出し、愛車を長く美しく保つことができるでしょう。
最終的には、あなたの車の駐車環境や使用状況に応じて、車カバーの必要性を慎重に検討してください。車を大切にするための一手段として、車カバーを賢く利用することが、愛車を守り、その価値を長く保つための秘訣です。
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