トップ >> 防炎Q&A >> 防炎製品について

防炎製品について

昨今、自転車・バイク・自動車への放火による被害が多発致しております。
消防庁及び公益財団法人 日本防炎協会等は、平成4年にボディーカバーの防炎製品認定基準を策定し(*1)、現在も防炎製品の普及・啓蒙活動に力を入れておられます。特に、東京消防庁が、消防科学研究所において実施した性能試験結果をベースに、自動車業界の各団体に、防炎製品の取扱いを推奨するよう要請されております。
私どもアラデン株式会社と致しましても、ボディーカバー専門メーカーとして、社会に貢献すべく、当初より公益財団法人 日本防炎協会とコンタクトを取りながら、防炎製品の製造・販売を行なっております。また、当社は、全国自動車カバー工業会の防炎事務局としても活動致しております。
平成17年度には、当社社長が公益財団法人 日本防炎協会 理事長より、『防炎関係業界功労者表彰』をいただきました。
皆様に、防炎製品をお取扱い・ご使用いただくにあたり、防炎製品に関してご理解いただく為、資料を作成させていただきました。
販売・御使用の一助となれば、幸いでございます。

敬具

(*1)防炎製品認定について

消防法に基づく防炎規制以外の物で、防炎性能が保証出来る物を消費者にご購入いただけるよう、昭和49年に『防炎製品認定委員会』が発足し、各種防炎製品の認定を行なっております。
この委員会は、中立な立場にある以下の委員で構成されております。
○学識経験者(6名) ○消防機関(4名) ○消費者団体(2名) 
○試験機関(1名:日本防炎協会)
現在までの認定は、以下の通りです。
①ふとん類・毛布類・テント類・シート類・幕類
・・・・・・・ 認定開始 昭和50年
②非常持出袋・防炎頭巾
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 認定開始 昭和57年
③衣服類・布張家具等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 認定開始 昭和61年
④自動車・オートバイ等のボディーカバー
・・・・・・・・・・ 認定開始 平成 4年
⑤ローパーティションパネル・障子紙
・・・・・・・・・・・・ 認定開始 平成 9年
⑥展示会用パネル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 認定開始 平成11年
⑦祭壇・祭壇用白布・祭壇マット
・・・・・・・・・・・・・・・ 認定開始 平成12年
⑧自動車用シートカバー・クッション
・・・・・・・・・・・・ 認定開始 平成18年
⑨マット類(カーマット他)
・・・・・・・・・・・・・・・・ 認定開始 平成22年

尚、全ての防炎製品は、『防炎製品認定要綱』に定められた防炎性能試験基準、毒性審査規定等の要件を満たした時、同委員会が認定し、防炎製品ラベルが付されて、市場に送り出されます。

(参考)『消防法』では、不特定多数の人が出入りする公共的建物等で使用するカーテン・じゅうたん等は、一定の基準以上の「防炎性能」を有する物の使用が義務付けられており、それらには「防炎」の表示を付することになっています。

防炎製品について

アラデン株式会社

(1)防炎とは

私たちは、沢山の繊維製品に囲まれて生活しています。しかし、普通の繊維には燃え易い性質があり、タバコやライター等の小さな火源に触れても着火しやすい為、火災の原因になっています。
繊維のこうした燃え易い性質を改良し、燃え難くすることによって、繊維製品が「もえぐさ」となって発生する火災を予防し、安全な環境づくりの一助として『防炎』は誕生しました。
『防炎』とは、繊維等の材料が小さな火源に触れても容易に燃え上がらず、もし燃えたとしても、際限なく燃え上がらないことを意味します。
消防法令では、『防炎』と称しますが、他法令では、同義で『難燃』等の語も用いられております。

(2)公益財団法人 日本防炎協会認定品とは

「防炎製品認定要綱」に定められた防炎性能試験基準(*2)、毒性審査規定等の要件を満たし、「防炎製品認定委員会」で認定された防炎製品で、防炎製品ラベルの縫い付け又は貼付された製品が、「(公財)日本防炎協会認定品」です。
即ち、使用する生地は、防炎性能試験基準等に合格した物しか使用出来ません。
但し、現行のボディーカバーに関して言えば、縫製の糸・裾ロープ・部分使いのターポリン等は、非防炎でも構わないことになっております。
(*2)防炎性能試験基準は、(8)をご参照ください。

(3)防炎(難燃性)製品は、何故燃え難いのか

繊維の燃え易い性質を改良し、燃え難くしている訳ですが、具体的には、以下の4つの技術を単独又は組み合わせで使用しております。
①不燃ガスを発生させて可燃性を抑え、燃え難くする。
  (例)ポリ塩化ビニル・難燃ポリエステル(防炎後加工含む)等の繊維製品
②炭化させることにより可燃性ガスを少なくし、炎の広がりを防ぐ。
  (例)防炎加工綿等の繊維製品
③水分を出して、燃焼温度以下に冷やす。 (例)じゅうたん
④溶け落ちて、火源から遠ざかる。
  (例)難燃ポリエステル(防炎後加工含む)等の繊維製品  カーテン

(4)ボディーカバーの防炎生地は

防炎生地は、①不燃性(燃えない)生地  ②難燃性(燃え難い)生地 に二分することが出来ます。
不燃性生地と致しましては、石綿・ガラス繊維等は有りますが、特殊な物にのみ使用されております。
実際に使用されている防炎生地は、防炎後加工(コーティング剤に防炎薬剤を混ぜて加工)を施した難燃性生地です。従いまして、タバコやライター等の小さな火源に触れても炭化するだけで、燃え広がりません。火源が無くなれば、自然に消えてしまいます。(これを「自消性」と言います。)
尚、現象としては炭化ですが、技術的には、上記(3)−①を使用しております。

(5)防炎生地は高額

不燃性ガスを発生させて可燃性を抑え、燃え難くする為に、通常の非防炎生地の加工では使用しない防炎薬剤(三酸化アンチモン等)を使用する為、生地のコストはどうしてもアップしてしまいます。

(6)防炎製品の防炎効果は

(公財)日本防炎協会にて実施されました燃焼比較試験の結果を、ここに掲載致します。
着火後13分経過した時点での写真です。(「防炎製品いろいろ」より転用)
防炎カバー(左)は、着火した所が炭化するだけです。
一方、非防炎カバー(右)は、燃え尽き、オートバイに延焼しています。

(7)当社防炎製品のご紹介

品    名 サイズ構成 生  地
①防炎自転車カバー 9サイズ(フルーサイズ含む) タフタ R−11002
②防炎バイクカバー 4サイズ
③防炎ボディーカバー 18サイズ(セダン・ワゴン・背高)
④防炎フロント保護カバー 2サイズ
⑤ザ・タイヤカバー
 防炎タイプ
2サイズ(一般車用・4×4用)
⑥防炎タイヤカバー
 1本用
3サイズ(軽四・一般車用・4×4用)
⑦ザ・バイクカバー
 防炎タイプ
5サイズ 150d R−12001
⑧オクトプラス
 防炎厚地タイプ
18サイズ(セダン・ワゴン・背高) 250d R−11001
⑨テマトラン 2サイズ
⑩起毛防炎バイクカバー 3サイズ 起毛 R−14007
⑪起毛ボディーカバー
 防炎タイプ
18サイズ(セダン・ワゴン・背高)
⑫車庫内専用保護シート 1サイズ
(品  質) ポリエステル100%シルバー撥水コーティング(防炎後加工)
      (公財)日本防炎協会認定品 全て防炎製品ラベルが縫付けてあります。
(認定製品番号) R(品目)−11(認定平成年)001(年内認定順番)
         この番号は、防炎製品ラベルには、表示されません。
(認定事業所番号) CCー25  製品を製造しております当社も認定を受けております。
 尚、各商品の詳細に関しましては、当社ホームページをご参照ください。
 http://www.araden.co.jp/

(備考)(公財)日本防炎協会では、消防庁及び関係業界と連携を取りながら、今後とも防炎製品の普及・啓蒙活動等に注力されます。
その活動の一環と致しまして、『防炎製品取扱店一覧表』を(公財)日本防炎協会のホームページに掲載されます。(平成21年8月現在、工事中)
今後、お取扱いいただきました時点で、当社から(公財)日本防炎協会の方へ、貴社及び販売店(住所・電話等)を連絡させていただき、一覧表に追加させていただきたく存じます。

(参考)①防炎製品ラベル

 平成14年に刷新されました。

②放火対策
(公財)日本防炎協会制作ビデオより抜粋
○ごみは朝出しましょう。
○家の周りは街灯等で明るくしましょう。
○消火器・家庭用火災警報器等を備えましょう。
○共同住宅の廊下や階段などの通路には、物を置かないようにしましょう。
○家の周りに、段ボールなどの燃え易い物は置かないようにしましょう。
○自転車・オートバイ等のボディーカバーは、防炎製品を使いましょう。
○物置や出入口には、鍵をかけましょう。

放火が多発するのは、午後9時〜午前5時です。
行き当たりばったりの放火がほとんどです。
火元は、ほとんどがライターです。

③自動車内装材料の難燃性
運輸省の自動車交通局技術安全部審査課・交通安全公害研究所自動車審査部が監修の『新型自動車審査関係基準集』(交文社)によると、自動車内装材料の難燃性に関しては、技術基準(試験方法は日本工業規格JIS D1201)が定められています。
内装材料とは、座席、座席ベルト、シート組込式年少者用補助乗車装置、天井張り、アームレスト、マット、サンシェード、エアバッグの膨張部分及びニーボルスタ等であり、車体に固定されている物の構成材料を言います。(但し、寸法が長さ293mm又は幅25mmに満たないものは除きます。)
定められた試験方法で、①燃焼しないこと ②燃焼速度の最大値が100mm/分を超えないこと 等の何れかの基準に適合すれば、良いようです。即ち、万一火災が発生した時に、人が脱出する時間を確保出来るように基準を設定されているものと思われます。
現在の規制等に関する詳細は、専門外の為、わかりません。

(8)防炎製品の防炎性能試験基準の要点
Summary of flame retardancy test standard for flame retardant ptoducts


防炎Q&Aに戻る